一問一答


Q.ご住職・副住職はどのようにお呼びするのですか?
気楽に「ご住職」とお呼びください。宗門においては僧侶を「お上人」というのが一般です。
Q.ご住職様方はどんなお人柄ですか?
初めは近寄りがたく思いますが、親しくお話しすると、とても穏やかなご性格です。腰の低いまじめなお人柄で、お酒は一滴も召し上がらずコーヒー党です。
Q.お焼香とはなんですか。また、そのお作法は?
お焼香は仏様に「かおり」を供養することです。抹香を顔の前に頂戴してから焼香します。正式には三回行います。法華宗の特徴の一つとして、お焼香は必ずご本尊とお導師に抱擁される体にて行われます。そこで、お作法として、第一に焼香台に行く前にお導師に一礼、第二にお焼香台前にてご本尊に一礼、第三に焼香を一回ないし三回、そして最後に焼香台を離れてお導師に一礼してください。
Q.お数珠は?
数珠は、念珠ともいい、ご本尊を表現しています。法華宗で使う数珠は、珠の数が108個あり、両端に大きな親珠、中にやや小さな四つの珠を配したものです。数珠は左右の手の中指にかけますが、二本の房を右手に、三本を左手にかけます。お数珠はお参りするときはもとより、普段から持つべき信仰者の必需品です。また、お教本などと同様、床に直に置かないようにします。
Q.卒塔婆供養はするべきでしょうか?
何事もしなければならないということはなく、仏事はすべて「志」です。法華経(如来神力品第二十一)の中で「皆塔を起てて供養すべし」と釈尊がいわれています。五輪形式の塔をご先祖様のために起てられ、供養しているとお考え下さい。
Q.お寺さんにお出しする袋の上書きは?
基本的に、お寺は営利ではないため、〇〇〇料・〇〇〇代とするのではなく、すべて「御布施」とするのが正式でしょう。遠方に来ていただいたり、お食事等、お布施以外で出されるお金は「志」とされるのが良いでしょう。
Q.戒名はなぜ付けるのでしょう。また、ないといけないのでしょうか?
戒名は、法華宗に帰依(教え導かれ仏道に入る)した証として住職上人を師としていただくものです。宗祖は「妙心尼御前御返事」というお手紙の中にて「私は日蓮聖人の教えを信じる者ですとお名乗りください。この世界で法華経を弘める私の名は、すべての世界にとどろいている。たとえ悪鬼であろうとも私を知らないという事はない。お題目を杖として安心して、世界を歩んでください」といわれています。
Q.通常一般のお布施の金額はおいくら位でしょうか?
昔は、お寺さんに信者は「つけとどけ」をしたものです。その意味では決まった額はありません。御仏・お上人がお受けくださるのは、お布施の金額ではなく、そのお金に包まれてくるお出しになる方の罪障をお受けになり、代わりに功徳をくださるのです。すべて出される方の「志」なのです。お金そのものは、お寺の護持のため大切に使われます。また、年回法要、葬儀法要のお布施に関しては遠慮なく、ご住職にご相談ください。
Q.葬儀はしないといけませんか?
葬儀は、今生を離れ、御仏の世界、霊山浄土への旅たちの日です。いち早く諸仏諸菩薩をお迎えし、法華経の教えを再度聞かれ、御仏に包まれ、安心の地へと旅立たれる大切な日です。そのようにご理解ください。葬儀作法としては枕経等多々ございます。ご住職上人に遠慮なくご相談ください。
Q.年忌法要はなぜ必要なのですか?
年忌法要はご先祖様への報恩感謝です。お題目による供養は最高の親孝行だといえます。年忌法要を行うことは、お題目の功徳に照らされるご先祖様はもとより私たちにまつわる有縁無縁の仏様が救われます。それによって私たちは仏様より一層のご加護が得られるのです。
近ごろ、若い人への宗教への関心が高まっております。心の成長過程にある時こそ、ご本尊様と向き合ってほしいものです。住職は、まだ若者の気持ちを十分理解してくださるお年です。
ぜひ皆さま、お寺へ足をお運びください。

引用元 永隆寺総代会著「永隆寺 檀信徒のために お寺って何するところ?」
指導・監修 永隆寺 前住職 木下 善博 住職 木下 信隆